SIGNUS PCB
2014 年 2 月 26 日
今現在、私が把握している情報についてまとめておきます。
■社名
- 株式会社シグナス(SIGNUS INC.)
- 道端国際貿易(上海)有限公司 (シグナス上海)
- 基板製造は中国の外注先 Multilayer PCB Technology Co.,Ltd.
■所在地
- 本社 京都市西京区
- 横浜営業所 横浜市港北区
- 中国 上海市
■WebPage
- http://www.signus-pcb.jp/
■製造能力(自動見積から条件抜粋)
- 層数 両面、4,6,8,10層
- 外形サイズ 1100[mm] × 650[mm]
- 1.6mm以下~3.0mm以上まで(詳細不明)
- 銅箔厚 18um~105um(WebPage上に単位が書いていないので実際のところ単位は不明)
- 特殊加工各種対応可能
■特徴
- 試作基板の製造は中国の外注先 Multilayer PCB Technology Co.,Ltd.
- 当然ながら日本語対応
- 工場から一度シグナスで荷受し、社内で外観/・拡大鏡検査を行った後で国内配送する。
- 支払いは代金引換もしくは発注月末締めの翌月末現金振り込み
- まだまだ未熟な自動見積(自動見積はあくまでも概算で、発注時には正式に見積もり依頼が必要)
- 値段は相場もしくは少し高めになる。→値段内訳
- V-CUT,ルーターは別段値段の設定なし
- その他詳細は「プリント基板製造データ基準書」を参照
(WebPage 「取引にあたって」→「規格書類・各種フォーマット」 )
■値段内訳
- 大まかに、セットアップ費+フライングチェッカー代+(基板材料×製造枚数)の合計で提示される。
- フライングチェッカー用データは、1シート1000ピンまで最低価格5000円。
ただし1LOTの平米数が1㎡を超えた場合には、専用冶具が必要なため別途算出。 - 基板材料は面積アタリの値段になる。
- 試作に於いては穴数に制限はないとのこと。
- V-CUT,ルーターによる追加料金は特に無し。
- 特殊加工(ざぐり、端面スルーなど)、インピーダンスコントロール、
基板サイズ(長手が580MMを超えるもの、10×10MMのような極端に小さいものなど)は追加料金となる。 - 国内配送料、代引き手数料は特に掛からない。
- 発注用に追加料金でリピート用にデータを保持することが出来る(リピート有りコース)。
■利用開始
- まずはネタを用意してメールフォームから見積を依頼する。
- メールには簡単な基板仕様を含める。この段階では詳細でなくてよい筈。
(含めるのは名称と値段に影響しそうな項目)
- 基板名称
- 製造枚数
- 基板サイズ、板厚、基材、シルク有無、レジスト色
- 層数
- 設計ルール、最小穴径
- 表面処理
- メールフォームから送信しても内容のコピーはメールされて来たりしないので
自分で送信前にどこかに保存しておくほうがよい。 - 担当営業から返信があるのでその指示に従って話を進める。
- 初回は取引先登録票を書いて提出する。
■発注方法
- 自動見積で大まかな値段を確認する→WebPage 「自動見積フォーム」
- まずはリピート無しコースでフォームを埋める。
- 外形サイズに整数しか入らないの・・・
- 納得できる範囲の値段であれば、担当営業に見積依頼をする。
- このとき、できるだけ最終版に近いガーバーデータを添付する。
- メールには以下のような基板仕様を含める。
- 基板名称
- 製造枚数
- 層数指定
- 板厚
- 基板寸法
- 仕上げの仕様(ハンダレベラー、金フラッシュetc)
- 基板基材(FR-4)
- レジスト色
- シルク両面有無
- 銅箔厚(通常は表層18um、内層35um)
- 設計ルール(Line / Space) 最小配線幅/最小配線間隔
- 最小穴径
- 推定部品ピン数
- その他特殊加工
- 最終版ガーバーを元に見積もりを発行してもらう。
- 問題なければ発注請書にサインして返信する。
- 請書を受領されると、データの確認をし、問題があれば連絡が来る。製造が開始される。
- 最終的な金額(製造費+消費税)について確認しておく。
■自動見積にある「推定部品ピン数」について補足
- フライングチェッカー用のデータ作成時に必要になる情報
- 1000ピンまでは基本料金5000円だが、それを超えると別途見積になる
- CADの機能で算出できる場合もあれば、そんな機能存在しないCADもある
- 基本的にガーバーデータを元に算出できるので未記入で任せてしまってよい
- 故に、見積もり依頼時に最終ガーバーデータがあったほうがよい