じつは、基板作ってる最中に、次の新しいラインナップが発表されてた・・・
AVR32UC3A3xxxシリーズ。
今回のCPUとあまり差はない、というか
適用範囲がちょっとずれるのね。
UC3A0は結構普通の何でも出来る組み込み用だったけど
UC3A3はストレージに特化した感じで
CompactFlashとSD/SDIO周りに対応しているようだ。
CompactFlashってイコールIDEだから、1.8インチぐらいのHDDと
LCDパネルでフォトストレージを作りたいと思って始まった話なので
どっちかというと、UC3A3の方が私の最終目的には合うんだよね。。。
つーか、どうやってHDDのインターフェイスつけようか考えてたぐらいで
そのために100ピンクラスのCPLDやFPGAを背負うのも馬鹿らしいなぁと
思ってた矢先。
それよりも、あきらめて基板引き終わった頃に気がついた(笑
この数週間で資料を読んで回路図シンボル作ってたんだけど
QFPでもソレナリに信号線はまとめて配置されてる感じがするなぁ。。
少しはマシだと思いたい・・・
技術的なチャレンジとしては、次こそSDRAMに挑戦したいんだけど
今のままだとちょっと配線通す自信がない。
その先に外部バスとIDEのクチがあるとすれば、尚のこと。
恐らく、SDRAMの後にバッファを入れて切り離さないと
ドライブできない気がする。
あとは、digi-keyではまだ安定供給してるとは言いがたい状態なので
まだ少し先の話かな。
当面は、今の基板の動作確認と改版をやらないと。
実装屋から基板が上がってきた。
土曜日着になるとのことなので、自宅へ発送してもらう。
クロネコで午前中の指定にしても正午辺りにならないとこないのが分かってたので
待ちきれず(笑)その辺を捜索。
とはいえ、これがこないと出かけることも出来ないので、実は重要なことだったり。
デキはやはり、サスガとしか言いようがない。
いい仕事してますよ。プロですからね。
とりあえず、実装枚数3枚ですが、1枚は巻き込まれた出資者へ(笑
今回の基板は、個人の趣味としては
かなり贅を尽くしたものに。
実装屋さんも協力してくれたのもありますし
まあ、出資者(笑)がいたのが一番大きいですが。
一人ではとても、実装イニシャルまで出す気にはならないっすよ。
とはいえ、とりあえず。
ミスはあるにしても、回路屋としてのゴールはこんな感じですかね。
もちろん、通電して火を噴かない前提で。
基板が来たので、まずはデカイQFPやSOPを実装。
とりあえず、W5300のマクロがデカ過ぎたみたい。
それ以外はおおむね大丈夫。
今回は、仕事で使ってる実装屋さんにお願いすることにしている。
・・・お互い「仕事がない」状態だったので「趣味の基板の実装、頼める?」ってことで振ってみた。
メタルマスクを簡易版にしてくれたり、チップ部品がほぼサービスだったり
多少、値段的にも特値になりつついろんな事に手加減してもらいながら(?)
「じゃあ、よろしく!」ってことに。
実装屋で頼むのは3枚。
1枚は自力で手実装を試みる。
というのは、部品の都合で実装が動けるのはゴールデンウィーク明けにずれ込んだから。
まあ、出来上がった基板を見て「・・・・・」な部分がいくつか見受けられたので
その事前チェック等々。
ここで分かったことをフィードバックしておけば、対応はしてくれるだろうと。
とはいえ、手実装が終わったとしても、書き込み機がないので
動作確認のしようがないんだけどね・・・。
PCBCARTから「チェックが間に合わなくて出荷遅れます。てへっ」とメールが来て
出荷が火曜になってしまい、翌29日は日本が祝日のためDHLが配送をしない。
受け取りが結局30日、平日昼間に基板が届くことになった。
まあ、今回は会社の住所を最初から指定してあったので問題なかったけど。
毎度の事ながらPCBCARTの質は問題ないし、かなり良く出来てる。
ただ、設計が・・・キワドイ線の引き方してる(笑
今回なんか、ビアの位置がチップ部品の裏側で
なおかつランドに結構近い部分があったり
ビアが横一列に並ぶのも本来はよろしくない。
内層も分断されるし、製造精度によってはショートする可能性もある。
ついでにそれが部品の腹の下で、ランドに近いっていう
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最悪だなぁ(笑
心配なので、とりあえず家帰って速攻で手実装開始。
というのは、当初の計画通りなんだけど
今回は、仕事で使ってる実装屋さんにお願いすることにしているので
それよりも早く、動作することを確認しないと。
と、いう感じで。
いろんなことを諦めつつも、2ヶ月ほど寝かせた上
やっとのことでPCBCARTに出稿。
2ヶ月も寝かせていた間、AVR32を使うにあたり、書き込み装置をどうするか
これまた、いろんな情報を漁って決めかねていました。
ATMELはJTAGICEmkIIかAVROneが必要だと言い張るのですが
値段を調べると、ふざけるなってくらいの値段設定なわけですよ。
たかだかJTAGのライタに3万も出すかってハナシ。
ただ、まあ、その辺はFPGAとかと違うところで、存分にサードパーティが
互換機を出しやすいように資料がほぼ全部公開されているわけです。
調べていくと、1万5千円の互換機が一番よいみたいだというのが
分かったのですが・・・それはJTAGICEmkII互換という意味であって
AVR32で実績があるという話ではないようで。
それすらも躊躇して、よくよく調べると
AVRDRAGONという6000円強のライタ基板?が互換機能をもっていて
実際に実績がある様子。
こいつなら・・・たとえ動かなくてもあまり痛くないかな。
基板むき出しだけど(笑
まあ、最終的には「なんとかなるさ!」ってことで
とりあえずAVRDRAGONで試して、だめなら互換機買おうってことに。
やっぱりここでも「諦めて」(笑
先へ進むことに。
配置も決まってきたので、もう動かさないところは
どんどん固定していく。
実は、この段階で、かなりゲンナリしてる。
CPU周辺からSRAM、W5300、バスコネクタ辺りが、どう配置しても・・・・・どうにもならない。
W5300はLANコネクタ側(=アナログ系)の位置が決まってるのでこれ以上廻せない。
CPUは他のいろんなものの都合で、どうにも向きは変えられない。
というか、ピンが対辺に分散してる時点で諦めてるんだけど。
SRAMは、その2つの間で、どっちに廻しても都合が悪い。
この点はARMもそうだったが、BGAパッケージにすれば層に逃げられるからどんな配置でもいいのかもしれないけど
QFPにすると大変なことになってる。
アドレスバス、データバスが揃ってるのは、日本製だけだよ。逆にBGAはあまり作りたがらないみたいだけど。
この辺は昔から製造技術の差だって聞いてるから、いいかげんにしろよ 諦めるしかない。
とにかく、バス周りを押さえないとラッツが邪魔で見えない。
それさえ終わってしまえば
あとはブロックごとにこじんまりとまとめてQFPとの間をつないでいく。
そんな感じ。
大まかに回路図ができた段階でフットプリントを確認しつつ、配置を始めちゃいます。
今回は秋月の95mm x 72mmサイズに収めたい。
コンセプト的に、他の周辺機能ボードを作ったりするときにスタックできるように。
あとは、基板の値段。4層で10枚作って3万円ちょいを目指す。
配置はセオリーどうり。
まあ、いろいろ都合はあるが「左から右へ」流れるように配置。当然電源は左。出力は右。
FullSpecCardもそうだが、この配置が基本。
USBのシリアルは極小スペースに押し込む。はっきり言って、電源系めっちゃ細い(笑
バスのコネクタは他とスタッキングする都合上、共通になるよう配置。
電源コネクタの位置も実はFullSpecCardと同一。
MicroSD,USBホスト,LANコネクタは、どうにもならん。
この短辺側に並べるしかなくって。
DIP-SWほんとにそこかよ!?USBもそこなの!?って感じだけど
・・・諦めませい。
あとは、抵抗類は可能な限り端子に近く配置、
パスコンは容量によって電源ピン直近、多少離れてもいいもの、入り口にあればいいもの、それぞれ配置。
そこそこ納得のいく配置になったら、配線始めちゃいますかね~