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2011 年 2 月 のアーカイブ

LED Driver Series(4)試作構想

2011 年 2 月 28 日 コメントはありません

LED-MATRIX1組分の動作確認を終え、これを3つ組み合わせる。

実は、LEDモジュールを買うときに、秋月電子の店頭でいつもとは違う基板を手に取った。
緑色の長細いユニバーサル基板。

これに、8x8ドットのLEDマトリックスモジュールを載せると、ぴったりの幅で、
ちょうど3つ載るぐらいの長さ。
これは何かと都合がいい。

DIPのCPUとHC238、トランジスタアレーを載せるとちょうどいっぱいいっぱい。
それを2段重ねにしてLEDマトリックス。
この構造は、なるべくしてなったと言える。

この時点では、正確な時刻を刻むすべについては、何も考えていなかった・・・

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LED Driver Series(3) 技術的検証(死して屍拾うものなし)

2011 年 2 月 16 日 コメントはありません

プロジェクトはここから始まるといった割にひどいタイトル(笑

それと同じ時期に。

LED-MATRIX 8x8のモジュールを3つ並べると、一番外周がちょうど60個になるって、気がついた。
これって、秒針と同じ数。つまり、60個+αのLEDがモジュールとなってそこにある。

LED-MATRIXの制御回路って、実は今回の時計と全く同じ。
1グループ8個のLEDが8組あるだけ。
まるで1グループ5個のLEDが12組あるのと同じ理屈。

回路定数を拾うにあたり、試作するのも悪くないかな、と思い、
まずはモジュール1つで試作。

回路構成はといえば、普通にシフトレジスタを並べるのではなく、
74HC238という3to8デコーダーを使う。
3bit出せばどれかひとつを選択してくれる。HC138の出力がHiになったタイプ。
アノード側は必ずひとつしか同時にONになってはいけないというのだから、この用途にぴったりではないか。
カソード側は普通にドランジスタアレーをONしてやるだけ。

回路のシンプルさを追求して部品を削るよりも、
回路的にできるだけ正しいものにしたい。
なので、多少ゴテゴテと部品が載るのも愛嬌。

同時に。
ソフトウェア的な面からも検討をしておきたい。
当然、ダイナミック点灯だし、1ドットづつの制御が出来るように仕組みが欲しい。
できれば階調表示も。

そんなことを考えながらATmega328でプログラムを書く。
5Vで動いてる分には問題ないが、3.3Vにすると、光り方が暗い。
どうも、カソード側のトランジスタアレー自身の電圧降下が原因らしい。
TD62083のVcesatというパラメータが1V近くになってるのが良くない。

以前作ったとき(注:5年以上前)の回路図を調べ、
現物からとりだしたのはTD62381。
こいつだとVcesatは0.4V前後で済む。
同様の理由でアノード側のトランジスタアレーについても再考がひつようなのだが
昨今のトランジスタアレー大量ディスコンイベントの煽りで、殆ど死滅。
そのなかの数少ない生き残りがTD62783。
これはもう、どうにもならない。

もうひとつ。
LED-MATRIXでやるなら、ということで考えていたこと。
数字が上から下へ降りていくアニメーション(ドロップダウン)を付けたかったので
それもプログラムに仕込む。
そこまでやれば、ほぼ技術的な部分は固まったといえる。

このプロダクトがいろいろ絡みすぎて説明しづらいのは、
メインの成果物以前に、いくつかの形が違う「何か」があるからで。

この時点で、同じ回路でありながら、2つの基板に関するアイディアがごっちゃになってるのだ。
そして、どちらも「派生」ではなく私にとってはメインストリームだということ。

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LED Driver Series(2) スタートライン・・・・・一歩手前

2011 年 2 月 15 日 コメントはありません

はっきり言って、今回のプロダクト、いろいろと絡みすぎ。説明しづらいwww

2010年、夏。

SpecForMintiaをやってる最中。

せっかくAltiumの評価版が使えるんだから、やるだけやってみようと思い立つ。

とりあえず、思いつくまま、スタンダードな回路図を引くが、
後追いの都合もあり、先駆者とは違うものを選びたい。

秒針を2色LEDにする。
7SEG-LEDは面実装品。
完全な円形ではなく、四角に配置する。
どうせなら、青い7SEG-LEDと赤青の2色LEDで作る。

とりあえずは、この方針で設計を開始。
回路については他で書くが。

結局、この配置の基板は完成までは行ったのだが。
今ひとつ、見栄えがぱっとしないのと
2つもプロダクトを製造にかける余裕はない、
その他もろもろの雑念もあって
そのままお蔵入り。

そして、本当のプロジェクトは、この屍を超えるところから始まる。

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LED Driver Series(1) バックボーン

2011 年 2 月 14 日 コメントはありません

(パチンっ)

話をしよう。

あれは今から36万・・・・いや。1年と3ヶ月前だったか・・・・

まあいい。

私にとってはつい昨日のことだが、君たちにとっては多分、明日の出来事だ。

・・・・・なんてことを考えて検索掛けると、仕事がまったく進みませぬ(を
というか、着地点がまったく思いつかないので、本題。

数年前のMTM04に行ったとき、Silriumという方のブースで
LEDを円形に配置し秒針とした時計を見ました。

LED表示の時計はいくらでもありましたが、60個のLEDを円形に並べて秒針にするというアイデアを
見たのは、私にとっての衝撃でした。

参考までに↓

帰ってきてから、いろいろ調べて、結構前からあるのだということを知りました。

LEDを円形に並べる、というのは。
機能のない基板CADでやるには、かなりシンドイはず。
ましてや、円形の配線パターンなど、サポートされるのか、という世界。

過去に仕事でやってるので、出来ることはわかってるんだけど。
EAGLEでよくやるなぁ、と。

でも、面白そう。円形に配線するのは、実は結構楽しい。
平行の線より、完成が美しい気がする。
いつかはやってみたい。

しかしな・・・2番煎じではな・・・

そう思い、しばらく忘れることに。

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