XMEGA

2014 年 3 月 9 日

XMEGA series

この数年でXMEGAのラインナップが落ち着いて来て、さらにUSB付きのシリーズも加わったこともあり
ATmegaシリーズよりもペリフェラルの充実した高速版AVRとして(笑)こなれてきました。
CPUコアとしてはAVR+αですので、性能差はそんなに無いのですが、32MHzで動き、
USB用に内部で専用にPLLを持っていたりといろいろと充実しています。
各ポートのペリフェラル兼用もアナログ系以外は、ほぼ同じ構成になっているし
レジスタもATmegaに比べてかなりスッキリまとまっています。

型番の付けかた

型番の付けかたは概ね整理されていて、大まかな構成は型番で判別できる。

ROM容量+基本シリーズ(A,B,C)+ピン数グレード(1,3,4)+USB有無(無印or’U’)で以下のような感じ

XMEGA Aシリーズ FlashROM : 128KB 64ピン USBアリ
ATXMEGA128A3U

XMEGA Aシリーズ FlashROM : 192KB 100ピン USBなし
ATXMEGA192A1

パッケージ

最近のマイコンでここまできれいにピンが並んでるのは余り見かけない。
パッケージもQFPとMLFが同一ピン配置でラインナップされ、そのピン配置も
きれいに電源とポートのbitが並んでいるという、なんとも私のツボを抑えた仕様で(爆)
ドキュメントをちゃんと読んでおけば、だいたい間違いの無い基板が起こせる感じです。

同一パッケージ内であれば、ROM容量によらずピン配置に互換性がある。
たとえば、A1UのUSBは汎用ピンと兼用なので、A1とA1Uは載せ換えが可能(理論上)

ただし、FlashROM容量のバリエーションとSRAM容量は各シリーズで異なる。

シリーズ A1

100ピンパッケージ、外部バス有りの基本仕様。
すべてのXMEGAはこのシリーズからの引き算によるバリエーションと言える。
JTAGとBGAパッケージがある。

ATXMEGA-A1

シリーズ A3

64ピンパッケージ、外部バス無しの中規模仕様。
メモリ容量とピン数のバランスが取れた中堅どころ。
JTAG有り。

ATXMEGA-A3

シリーズ A4

44ピンパッケージ、外部バス無しの小規模仕様。
JTAG無しだがBGAパッケージがある。

ATXMEGA-A4

コメントは受け付けていません。