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雷ライヴVol.55

2009 年 7 月 2 日

すでに先先週ですが。
行ってきました。

というか、こーいう娯楽としての見せものって、映画以外に行ったことがなかったのですが。
ちょうど、人に誘われたのと、そんなに高くないので、浅草まで行ってきました。
いろんな「お笑い芸人」たちがとっかえひっかえ出てくるらしいです。
知ってるのより知らないほうが多いんですけどね。

18:00開演で22:30まで、怒涛のごとく出てくるわけです。

まあ、内容については事細かくは言いません。
笑えない、というものは出てきませんでしたし
卑屈なまでの自虐ネタもなかったし。

ただ、ネタ、本はシロウトなわけですよ。

笑いのネタは確かに身近なものばかりなのですが、そんなもん
長続きしません。
波田 陽区然り、長井秀和然り。
あっという間に食い尽くしますって。

昔のお笑いブームとは、今回は違うんですね。
昔は、少なくとも作家先生の本があって、それを演じ切ることが命題で
それプラスアルファで人気を得た者たちが今も残ってるわけで。

今のブームはチャラチャラしたお笑い番組でチヤホヤされながらテレビに進出してきて
あっという間に飽きられて消えていく。
そのサイクルの中でどうやって生き残るか。

本当に力のあるのは、
場を回せる人たち。
場の中で存在感を示せる人たち。
現に残っているのは、純粋にシャベリが面白い人たちだ。
話のディテールがあれば、その場の雰囲気で話を膨らませて笑いに変えることができる。

少なくとも、ネタつくりに追われてるようじゃダメなわけで。

ある一定のフレーズやリズム、定番のセリフ。
一時期は受けるでしょうが、そんなの、すぐに飽きられます。
そこから如何に脱するか。

誰かの本をまずは演じ切って、そこにプラスアルファで自分たちの色をつける。
常に「次」の可能性を見せること。

それができないなら、ずっと今のままだよ、この人たち。

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