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VS10xx(1)

2010 年 1 月 12 日

実は、先月いっぱいいっぱい、VS1053bという
MP3デコーダICをいじってたんですが。

このIC,巷の情報を総合すると、
「データを転送し続ければ勝手に判断して再生してくれる」といわれるくらい
使い方は単純・・・らしいです。

・・・・が。
ハマりまくったわけです。
今頃、こうして記事書いてるってことは。

回路図の時点で、いくつか躓いてたんですが・・・

1.VS10xxシリーズは種類がいっぱいある。

電源なんて3.3Vonlyの単電源だとおもいこんでたのですが
このVS1053bは1.8Vと3.3Vを要求してくる。

2.とりあえず、で選んだCPUがATmega128

ほんと、手近にあったのを選んだのよ。
ソフトの資産もあったし、使いこなれてるし。
そしたら、Romが128KByteあるんだけど、コンパイラがどうにも。
サンプルで鳴らすデータを抱えなきゃならないのに、
あるサイズを超えるとデータ配列をコンパイルできない。

3.デバイスの電源電圧がマチマチだった

CPUは5Vで20MHzでフル回転したかったのに
VS1053bは3.3Vが限界電圧。
というか、その辺の仕様を斜め読みしかしてなかったので
恐らくVS1053bをひとつ、壊した(T_T)

そんなこんなで、ソフトを書いてたんですが。

CPUはとりあえず3.3V対応版を以前買って余らせてたのでそれを使う。
内臓の発振器つかって8MHzで動かす。
再生データはPCにあった適当なWAVファイルを変換して使う。

オシロスコープの波形も問題ない。
なのに、おかしな音しかならない。

かと思えば、電源投入直後だけは再生に成功(それでも再生速度がおかしい)するが
リセットや再投入するとまたおかしな音になる。

どうにもこうにも、煮詰まったまま年越し。
いろいろとソースファイルを探して回ったが、どれも処理自体は同じ。
原因が分からない。

どうすっぺえか。

思い余ってグレードを下げてVS1011Eで再度、ユニバーサル基板を組むことに。。。

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