VS10xx(5) ....デファクトスタンダードの功罪(?)
ひとやま、越えました。
ずーっと長いこと・・・・最初にMMCを使った頃から・・・
課題だったマイコンからファイルシステムをアクセスする件。
自作するほどの体力も気力もなくなりつつあるので、
この際、他人様の公開しているソースファイルを使ってでも、越えてしまいたかった。
とはいえ、最初にMMCを使った頃にはまだフリーでマイコンに組み込めるような
ファイルシステムは皆無だったことを考えれば、なんと恵まれた時代だろうか。
現実問題
ディスクフォーマットについて調べ始めると、かなり泥臭い部分が多いし
その解釈も拡張も各々が好き勝手にやった挙句、
「なんとなく、デファクトスタンダード(事実上の標準)?」という感じで広まっているだけに過ぎない。
HDDのフォーマットも、FDの記録密度も、なんら指針はないわけで。
あるのは、それこそ慣例のレベルでしかない。
※確かにISOでの規格化はあったかもしれないが、そんな表記よりも
「DOS/Vフォーマット済み」とか書くほうが分かりやすいことを考えると、
規格化されたこと自体あまり意味がない。
先頭セクタの値の意味も、FATの記録位置も、なにもかも。
ほとんどは、Microsoftが作ったFileAllocationTableという仕組みと
おそらくはIBM/MicrosoftがPC/AT用に書いたOSが、最初そうなっていた、というだけの
ブートセクタ、パーテーションテーブル、ソレにまつわる容量の限界。
よくもまあ、これだけ世の中的にMicrosoftに引きづられてるよなぁ・・・
昨今、FATでは限界があるので新たなフォーマットへ移行しつつあるわけで
逆に資料がどんどんなくなっていってしまうような仕組みなわけ。
だからこそ、今のうちに何とかしておきたかった。
今回のこの企画自体、FATが扱えなきゃなんともならないわけで。
フリーのFATファイルシステムとしては有名どころの、「FatFS」を
えるむ/Chanさんの所から持ってきて組み込んでみた。
その組み込みに実はこの1週間を費やしてしまった。
まあ、実際の作業時間は1日1~2時間しか取れなかったのだが
その大部分はFatFSとは無関係な、シリアル通信の文字化けと戦っていたというダメっぷり。
・・・・・ということで。とりあえず、愚痴終わり(え?えぇぇっ?