ぷろだくと:AVR32(2)もうひとつのデバイス
ATMELのAVR32UC3シリーズを使う、と決めたのと同時期。
8月あたりの「トランジスタ技術」に載ってた、
TCP/IPのハードウェアプロトコルスタックのIC W5100を調べてたら
ひとつ上のW5300というのが出てたので、そっちを使うことに。
カタコトの日本語マニュアルによれば、以下のような仕様らしい。
– サポートプロトコル: TCP,UDP, ICMP, IPv4, ARP, IGMPv2, PPPoE, Ethernet
– 8つの独立したSOCKETを同時にサポート
– 高いネットワークパフォーマンス : 50Mbpsまで
– ハイブリッドTCP/IPスタックをサポート(ソフトウェアとハードウェアTCP/IPスタック)
– PPPoE接続をサポート (PAP/CHAP認証モード)
– IP フラグメント機能は非サポート
– 128Kbyteのデータ通信用Internalメモリ(内蔵TX/RXメモリ)
– アプリケーションスループットに応じて内蔵TX/RXメモリをフレキシブルに確保可能
– DMA機能をサポート(16bitデータバス時、スレーブモードのみ)
– 10BaseT/100BaseTX イーサネットPHY内蔵
– オートネゴシエーションをサポート(Full-duplexおよびhalf duplex)
– オートMDI/MDIX(クロスオーバ自動判別)
– ネットワークインジゲータLEDをサポート(TX, RX, Full/Half duplex, Collision, Link, Speed)
– 外部PHYインタフェースをサポート
– 16/8bitデータバス幅
– 2種類のホストインタフェースモード(直接アクセスモード/間接アクセスモード)
– 外部より入力された25MHzにより動作 (InternalPLLロジック, period=40ns)
– コアの動作周波数はInternal生成された150MHz (PLL_CLK, period=about 6.67ns)
– ネットワークオペレーション周波数(NIC_CLK : 25MHz(100BaseTX)又は2.5MHz(10BaseT))
– 3.3V動作電圧 (5V耐性)
– 1.8V コア動作用の組み込みパワーレギュレータ内臓
– 0.18 µm CMOS テクノロジー
– 100LQFP 14X14 Lead-Free パッケージ
じつは、AVR32にも内蔵のMACがあるのだが、
TCP/IPはおろか、Pingに反応するのさえコードを書かなきゃいけないという現実は、
過去に蟹印を使った際に途中放棄した一件を思い出すにあたり、できれば避けたい。
というか、それよりも、このハードウェアで実装されるというTCP/IPを使ってみたい。
技術的にどこまで楽できるか(笑
当時はまだ日本のページがなかったので
これも仲間を巻き込んで韓国便を用立て(笑
各人2つと予備1個で7つ発注。$6.25の部品7つに$30の送料で単価1100円程度?
これでサックリと外堀は埋まってしまうのであった・・・