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エヴァンゲリヲン:Q

2012 年 12 月 10 日 コメントはありません

ぐだぐだなシリーズの第3回。
かなりの勢いで、TV版からも旧版映画からも離れていく。
もう、どうなってんだかさっぱりわからん。

いきなり14年の歳月が流れて(以下略 とか。マジかよ。

公開日の前週と前日で、日本テレビ系の金曜ロードSHOW!で
まさかの新版映画がオンエアー。テレ東どこ行ったおい!

EVA祭りとか言って午前0時から公開で煽るだけ煽って

出てきたのがこれっぽっちですかっっっ

3年掛けてこれっぽっち。
3週間前までワイヤーフレームのピアノ動画ながしといて、
出てきたのがたったこれだけ。

あの終わりかただと、もう残りはとっくに出来上がっててしかるべきなんだがな。
公開して、数字を見て、どのくらい時間おけばまた煽れるか見極める気なんだろ?

まったくバカにされたものだ。

TV版本編やってる最中、「ガイナックスは素人集団だ」とまことしやかに囁かれてたのだが、
素人なのは監督/総監督である庵野だろ。

そもそも、話の結末も決めずに行き当たりばったりで作らせて、まともなものができると思ってるのか??
TV版のときにそれやってあの結末、それで25話/26話作り直すカタチで旧版の映画だったわけで。
監督ならちゃんと落とし処ぐらい決めとけっつーの。

だいたい、なんでこれっぽっちの映画に監督が3人もクレジットされてるのかね。
この人たち、何か仕事したの??

話の内容よりも、商業化し腐ったコイツラを問い質したいわ。
パンフ買ったら、広告だけの冊子が挟んであった。
どんだけ金儲けに走る気だ・・・

少なくとも、1回目は公開翌日に観にいったけど、あまりの酷さに脱力しまくったわ。
楽しみにしてる人がいるだろうから、Twitterであまりこき下ろすようなことは言わなかったけど
1週間以上経ったら容赦しない。

価値どころか無意味。単なる時間稼ぎ。

一応、2回は観にいくけど、3回行ったら商業的に甘やかしすぎだわ。

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「魔法少女まどか・マギカ」(3周目

2012 年 12 月 7 日 コメントはありません

よもや3周目までするとは、自分でも思ってなかったわ(笑

あまりにもモヤモヤしてたので、よっぽどTV版のDVDでも借りてこようかと思ったが
映画の日があったのでついでに3周目に突入。

劇中の曲を動画サイトで漁って、ついでにCDを探しにAmazon行ったが最後、
翌日に後編エンディング「ひかりふる」が発売。
当然のように、黙って買いに行ったわ・・・w
ついでに「ルミナス」「コネクト」「Magia[quattro]」も買ってきた。

詞を読み砕いていけばいくほど
「ルミナス」「コネクト」「Magia[quattro]」は
お話の内容をかなり深く理解していないと書けない詩だ。
これはこれですばらしい。

この詩が意味するところを知った上で、映像として確認しておく。
これが3周目の目的。

わたしも、よほどのことがないと劇中歌とか覚えてもいないし、ましてやCD買うとか
そんなとこまで引きずらないんだけど、今回は3周したうえにCDまで買い揃えたよ、めずらしく。

なんつーか。。。この衝撃はMATRIXのとき以来だな。。。
好き嫌いじゃなく、歴史的な価値がある。何かを変えたわ。
たぶん映画のDVD出たら黙って買ってる気がする。

別にテレビ版なんかいらないし、下手なグッズを買い漁る気もない。
ただ、手元に置いておきたい、そう思えるものしか買わないことにしてるから。
それに値するという評価。

ここ数年で一番だね。コクリコ坂よりもいい。

エンターテイメントとしては、かなり楽しめた。
そんな感じ。

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「魔法少女まどか・マギカ」(2周目

2012 年 12 月 6 日 コメントはありません

まあ、そういうことだ(何

2回目は同日に続けて2本観るという暴挙に。
その前にパンフ買って情報収集。
前・後編揃わなかったので1周目には買わなかったので。

脚本が1年掛けて書かれたことや、それを映像化するために一気に作業せず間があいていること、
映画化でほぼすべて書き直してるとか、どうりで濃密になるわけだ。

そういう時間的コストを掛けられる番組や映画ってなかなか無い。
それだけの時間をダレることなくモチベーションを維持しながら指示を出し続けられる監督も凄いし、
それに応えるスタッフもすばらしいと思う。

劇中の曲は、1周目はかなり大音量で音が割れてたのでまともに聴けなかったが
今回はなんとか聴き取れる程度には慣れてきた。

オープニングの「ルミナス」、劇中に流れる「コネクト」、前編エンディングの「Magia[quattro]」。

一つ一つの歌詞を噛み砕くほどの時間はないが、それなりに耳に残る。
当然帰ってから調べるんだけどさ・・・

その辺はまた次に書くけど。

2周目は1周目に取り残した情報が無いかを確認する。
結末を知ってからもう一度見直すという意味。
何度か観てると、やっぱりそのセリフや表情、行動の意味って、後々までつながってるんだってわかる。

TV本編からどれほどの情報が削られたのかはわかっていないので余り変なことは書けないのだが。
私の好きな「何かテーマがあって示唆したい思想がある」というものでもない。

何かを感じ取るというよりも、完全なエンターテイメントとして楽しむべき映画。
だからあまり穿り返すようなことを言わずに、純粋に楽しめた。

そういう映画でした。

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「魔法少女まどか・マギカ」(1周目

2012 年 12 月 4 日 コメントはありません

TV本編見てない状態での、第1回目の感想。
とりあえず観るだけ観てきました。

TV版の総集編としては、かなり密度が濃い。
都合8話分ぐらいを2時間に詰め込んでるのに
まったくお話が崩れていない感。完璧なシナリオと絶妙な編集。
観終わったときは内容が濃すぎてクラクラしたぐらい。

いろいろとTwitter上でセリフがネタになってたりしたので、半端に知ってる気がして・・
それでも、真意はわからなかったけど。

これは良くできてる。
「やばい、やばいでぇこれわ!!」そんな感じ。

「何がお話の中心軸か」ってのがうまくちりばめられてて、転換点となる場面の描き方がまた効果的。
その明暗がはっきりしすぎるぐらい明瞭。そこがまたいい。

「希望」と「絶望」が表裏一体であることと、暁美ほむら というキーパーソンの存在。
いつまでも契約を迷い続ける主人公 鹿目まどか に対し、徐々に明かされる魔法少女の正体、
そして キュウベイと名乗る謎の生物の真の目的と、暁美ほむら という人物の存在する意味。

衝撃の事実が明らかになるところで後編へ。

後半はテレビでいう4話分らしいが、怒涛の終盤。
中心は 暁美ほむら に移る。

地震の関係で10話~12話は一挙放送されたそうだが、
むしろそれ自体が効果的な演出だったのではないかと思う。

これは、
結末を変えるためにこの1ヶ月を何度も繰り返す、
いくつもの並行世界、その間を移動する 暁美ほむら の物語でもあったことが明かされる。

こんなシナリオ、よく書けたな・・・

当然、テレビ版観てた人にはわかりきってたことでしょうけど。

この密度で12話できっちり収めて来た監督と脚本家を、
どっかの3年かかっても終わらない映画作ってる輩も見習うべきではないかね。
誰とは言わんが、予告編が3Dのワイヤーフレームな映画の奴ですよ。

・・・・おっと。関係ない話が混じったw

これはもう。2周目観るべき映画ですわ。
本当の意味はそのときわかる気がする。

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放課後ミッドナイターズ

2012 年 12 月 4 日 コメントはありません

完全にネタ映画。
主人公が人体模型とか骨格模型、幼稚園児。

ほぼ全編CG作品。モデリングされたキャラが動いてる感じ。

初見のインパクトだけはある。
事前にサンプルのネタ動画を観てたので、正直どうまとめてくるかと思ったが。。。

うーん、、、という感じ。
最後はなんだかわからないカタチで終わった感。

でも面白い、は面白い。
あまり不満はない。

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おおかみこどもの雨と雪

2012 年 12 月 3 日 コメントはありません

一応順番どおり書きますけど。

だいぶ前ですが。観て来たけど、なんつーか。
淡々としすぎて盛り上がりに欠けるお話。

見せ方も、なんか背景に写真画像取り込んで加工したようなシーンや
アニメ絵と背景の合成に違和感を覚えるような移動シーンとか、
なんか・・・・・・・・・
アリエッティを見た後のような、何ともいえない「?????」感でした。

CGの使い方も、お話のシーン割りも、なんかヘンテコ。
この監督が、本当は「ハウルの動く城」やろうとしてたとか、今考えるとゾッとする。

原作を自分でやって、脚本その他を過去に一緒に作品を作った仲間たちを集めて同じことをしてる。
全部同じように作るなら、同じように成功したかもしれないけど。
見せ方がうまくない。
新しい道具を取り込んでも時代の流れにあった使い方ができていないとうまくいかないという事例。

評価は分かれてるし、評価すべき点も思い当たらない。

雨の中
あの断崖絶壁を
転げ落ちて
木の枝や岩にあたって
一晩倒れてたら
普通、人は死んでるwww

なんかもう、パンフもいらん!って感じで帰ってきた。

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「コクリコ坂から」2回目

気になって仕方が無い。
なんかすでに公開が終わってしまいそうな勢いなので。

まず、
今回も
映画の世界に引き込まれることは無かった。

しかし、客観的に観ることで、主役の心情は理解できる。
感情移入のレベルでは、かなり響いている。

おそらく、この時代の「男女間」「男女観」というのは
そういうものなんだろう、という前提を自分の中に持っているから
分かるのかもしれない。
裏を返せば、
現代の「男女間」「男女観」に何か不満や違和感を感じている、ということ。

その違いを際立たせることで「今とは違う時代」を描き出す。
完全に「ノスタルジー」である。
そして、それにどっぷり嵌った自分が居るorz
ハヤオにやられた(笑

ジブリは久々に拾い物をしたようだ。

まず、監督としての宮崎吾朗。
これまで、ジブリ映画で2回以上のチャンスをもらった監督が居ただろうか。
ハヤオと高畑を除いて。
「1本作ったら、もう映画監督。どうしていくかは自分次第だ」と突き放されてはいたが、
自ら手を挙げるとは、なかなかできる事ではない。
挿入歌のいくつかに自ら詩をつけているが、これもなかなかうまい。
「ゲド戦記」のポスターもそうだが、これらは彼の才能の一端ではないかと
期待せずにはいられない。

手嶌葵という「唄い手」
前回監督作品「ゲド戦記」から引き続き、ではある。
この独特の声とブレス音までが作品の構成要素になる、そんな唄い手である。
今回の挿入歌も、この声だからこその雰囲気がある。

武部 聡志という「作曲家」
今回、初めて眼にする名前だが、プロデューサーや編曲など多面的な職をこなす。
作曲家はその中の一部。
劇中のBGMまで記憶にあるのは、初めての経験だった。

次の世代を育成することが急務な中で、この三人はその足がかりになるだろうか。

ヘタなことをさせず、いいタイミングでチャンスを与え続け、育てるべきだ。
宮崎駿・久石譲・井上あずみ が一時代を築いたように
監督が決まれば誰ともなく他の二人が決まる、ぐらいのチームになってほしい。

そのためには、まだまだネームバリューが足りない。
今回の経験を十分に咀嚼して、自分の中に吸収したころに次の作品が来ればベスト。
もう何作かはハヤオと組んだ方が良いかもしれない。

単なる個人の感想ではあるが、そろそろ本気で次の世代を育てないと
ジブリも先が無い。それは観ていれば分かる。

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「コクリコ坂から」

2011 年 7 月 19 日 コメントはありません

事前の情報もほとんど無く、
マスコミの扱い・露出もいつにもまして少ない気がしていましたが、

何の因果か、封切り日に観てきました。

17時からの回でしたが、一応最終的には一杯になったのかしら。
直前まで「残席50」以上あった気が。

まず。
この映画、子供には理解できないでしょう。

これはもう、価値観の問題で、
ノスタルジーを感じるか、懐かしさを感じるか、そういった部分に
強く訴えかける映画です。

時代設定が1963年。
戦後の混乱から立ち上がり、「大衆」を確立しさらにその先に「個」を確立しよう、という
流れの中での若者の恋愛と出生にまつわる問題を描く。

根底を流れる「上を向いて歩こう」というテーマは、まさにこの時代を表す。

おそらくは、この時代を「好き」か「嫌い」かで、評価の分かれる映画。
その時代のさらなる時代背景を知っていないと、理解できない。

私はなぜか、この時代に強い憧れを抱く。
この時代背景が結構好きで、
現実が躍動していた時代に憧れる。

その時代の後を生きる我々は、どこか諦めばかりが先導する時代を生きている。

この辺の感情は、監督 宮崎吾朗もパンフの中で書いている。
それに全く同意できる時点で、私はどこかおかしい(笑

と、書き出すと映画の話にならないのですが。

シーン割りについては、良くも悪くもジブリ映画。
脇にいるキャラクタの外観も、良くも悪くもジブリ・キャラ。
宮崎駿が手出し口出ししただけのことはある。
ジブリ・ネイティブではない監督が作ったにしては、上出来である。

今回はファンタジー抜きで、ガチガチのフィクション。
ジブリらしくないといえば、そうかもしれない。

ひさびさに。
2回目に行くべき映画だ。
本当の評価は2回目を観た時に決まるだろう。

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借り暮らしのアリエッティ

観てきました。
一応。
映画の日に行けば1000円なので。

まあ、率直に言うと
ジブリに神通力がなくなったのか、をれが大人になったのか。

原作モノはやっぱり、ダメだな。
ポニョはまあ、何とか及第点、ハウルもギリギリとすれば
その間にある宮崎駿以外の監督作品が軒並み、ダメな感じか。

そもそも、宮崎駿が持ってきた原作ってのは、元々自分でやりたいと思って
暖めてた話なわけで、それをどうして他の人にやらせようとするんだろう。
自分でやれば思い通り作れるのに。

お話の中身についてはまあ、別に言うことはないけど。というか、あえて言わない。
話が余りにも淡々と進みすぎて、まるで「ヤマなし、オチなし、イミなし」な感じ。
笑うところも無ければ感動するところもない。猫が人の意図を理解してそのように動くというのも
これまでのパターンと同じ。

原作があるものだから、それ以上に何か出来るわけじゃない。
むしろそれって制約でしかないわけで、まあよくまとめたねって感じ。

気になったのは
オープニングの横スクロールがすごいブレてたのと
スタッフロールが会社別じゃなくて五十音順になってたことぐらいか。

ジブリの抱える問題は、他の会社、業界の抱えるそれと同じで
ヒットメーカーになれる若手がまったく育っていないってこと。
今回の監督は社内の人間なんだから、2回目3回目のチャンスをちゃんと与えて
育てるぐらいの気持ちがなければ、いつまでも宮崎駿のネームバリューに
おんぶに抱っこ、死なばもろとも、毎回引退宣言、そんな状況が続く上に
衰退するしかなくなる。

評価的には可も無く不可もなく。
マスコミが騒がないのも分からなくもない。

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のだめカンタービレ後編(映画)

2010 年 5 月 21 日 コメントはありません

気づかないうちに始まってて、
なんかそろそろ終わってしまいそうだったので
観てきました。
のだめカンタービレ 最終楽章(後編)

行ったのは5月1日。
毎月1日は映画の日なので1000円で観れる。

と、いうのは、4月29日に観にいったら上映1時間前の行列で既に残り1席、
それも最前列左端という鬼畜っぷり。

そんなとこじゃ何も見えねーだろっ

翌日にしようと思ったけど、どうせなら1000円になる日に観た方が得だ~ということで。
そのためには諦めて事前予約を・・・してしまいました。

なんか、負けた気分○| ̄|_

気を取り直して。

お話は、原作どおりで面白いのはいいとして。

よく分からんところに金が掛かってる気がしてならん。
またしても、あからさまに人形を使ってるのが見て取れるってのも、納得いかない。

せっかくいい原作なのに
絵的に損してる。
安っぽく見える。

・・・・・まあ、音を聴きに行ってるつもりで観てるので(笑
どっちでもいいか(ぉぃ

ついでに書いておくと、連休に新潟へ帰ったとき
向こうでドラマの再放送をしてました。
ちょこっと観ただけですが、映画とはまた、表情が違うんですね。
本当に上野樹里かと。
その点においては、役者側の「役」がかなりこなれてきてるんだな、と
後から気づきました。

そもそも、あの原作を11話+スペシャル2話でパリ編の前半まで
詰め込んでるってのが、かなり凄いことだ。
シナリオ的にはかなり密度が濃いことになる。

それを思えば尚のこと。
絵的に損してる。

まあ、ドラマのリソースをすべて確認したわけではないので
はっきりとしたことは言えないのですが。

私の中では、「びみょー」な映画でした。

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