借り暮らしのアリエッティ
2010 年 9 月 4 日
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観てきました。
一応。
映画の日に行けば1000円なので。
まあ、率直に言うと
ジブリに神通力がなくなったのか、をれが大人になったのか。
原作モノはやっぱり、ダメだな。
ポニョはまあ、何とか及第点、ハウルもギリギリとすれば
その間にある宮崎駿以外の監督作品が軒並み、ダメな感じか。
そもそも、宮崎駿が持ってきた原作ってのは、元々自分でやりたいと思って
暖めてた話なわけで、それをどうして他の人にやらせようとするんだろう。
自分でやれば思い通り作れるのに。
お話の中身についてはまあ、別に言うことはないけど。というか、あえて言わない。
話が余りにも淡々と進みすぎて、まるで「ヤマなし、オチなし、イミなし」な感じ。
笑うところも無ければ感動するところもない。猫が人の意図を理解してそのように動くというのも
これまでのパターンと同じ。
原作があるものだから、それ以上に何か出来るわけじゃない。
むしろそれって制約でしかないわけで、まあよくまとめたねって感じ。
気になったのは
オープニングの横スクロールがすごいブレてたのと
スタッフロールが会社別じゃなくて五十音順になってたことぐらいか。
ジブリの抱える問題は、他の会社、業界の抱えるそれと同じで
ヒットメーカーになれる若手がまったく育っていないってこと。
今回の監督は社内の人間なんだから、2回目3回目のチャンスをちゃんと与えて
育てるぐらいの気持ちがなければ、いつまでも宮崎駿のネームバリューに
おんぶに抱っこ、死なばもろとも、毎回引退宣言、そんな状況が続く上に
衰退するしかなくなる。
評価的には可も無く不可もなく。
マスコミが騒がないのも分からなくもない。
カテゴリー: 映画