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2009 年 7 月 25 日 のアーカイブ

ぷろだくと:AVR32(3)回路設計

2009 年 7 月 25 日 コメントはありません

とりあえずは、CPUを使うことが目的ね。

まずは型番の選定から。

当然(?)外部バスが使えるものを選ぶ。
問題がなければROMもRAMも最大容量のものを。
ということで、AVR32UC3A0512を選定。

そして、一通りの機能を載せてみる。

SRAM 512KByte(256K × 16bit接続)
MicroSDスロット(SPI接続)
シリアルポート(FT232RLによるUSB接続)
USBホスト用Mini-Bコネクタ
TCP/IPプロトコルスタック W5300

FlashROMは、内蔵に512KByteとMicroSDがあるから
無理に乗せなくてもいっか~って感じかな。
まあ、物理的に場所がなかったので断念。

シリアルは、今までに実績のある回路を持ってきて手直し。
MicroSDは今までのものにバススイッチを追加。これも実験

USBホストもARM基板ではまだ動作確認まで行かなかったけど
とりあえず今回も同じ様にしておこう。

AVR32のCORE用電源は内蔵のものを使うし
W5300も内蔵のレギュレータがあるのでそれを使う。
なので、メインは3.3Vの電源があればそれでいい。
この辺も、ARMでもXC2S100でもつかった定番の回路を手直しして使う。

外部バスも仕様が決まってるし
なーんだ。
新しいのって、W5300ぐらい?

回路図といっても、じつはリファレンスに倣って書くだけ
まあ、パルストランスとRJ-45が一緒になったやつを使うから
その辺を注意してやれば、あとはパスコンの量を調整するぐらい。

最近の電源にウルサイデバイスって、回路図よりも部品の配置のほうが大事なんだよね。
電圧低いから引き回せないし。

そんなこんなで
回路図完成前から、基板の部品配置は決めつつあるんですけどね。

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ぷろだくと:AVR32(2)もうひとつのデバイス

2009 年 7 月 25 日 コメントはありません

ATMELのAVR32UC3シリーズを使う、と決めたのと同時期。

8月あたりの「トランジスタ技術」に載ってた、
TCP/IPのハードウェアプロトコルスタックのIC W5100を調べてたら
ひとつ上のW5300というのが出てたので、そっちを使うことに。

カタコトの日本語マニュアルによれば、以下のような仕様らしい。

–    サポートプロトコル: TCP,UDP, ICMP, IPv4, ARP, IGMPv2, PPPoE, Ethernet
–    8つの独立したSOCKETを同時にサポート
–    高いネットワークパフォーマンス  :  50Mbpsまで
–    ハイブリッドTCP/IPスタックをサポート(ソフトウェアとハードウェアTCP/IPスタック)
–    PPPoE接続をサポート  (PAP/CHAP認証モード)
–    IP  フラグメント機能は非サポート
–    128Kbyteのデータ通信用Internalメモリ(内蔵TX/RXメモリ)
–    アプリケーションスループットに応じて内蔵TX/RXメモリをフレキシブルに確保可能
–    DMA機能をサポート(16bitデータバス時、スレーブモードのみ)
–    10BaseT/100BaseTX  イーサネットPHY内蔵
–    オートネゴシエーションをサポート(Full-duplexおよびhalf  duplex)
–    オートMDI/MDIX(クロスオーバ自動判別)
–    ネットワークインジゲータLEDをサポート(TX, RX, Full/Half duplex, Collision, Link, Speed)
–    外部PHYインタフェースをサポート
–    16/8bitデータバス幅
–    2種類のホストインタフェースモード(直接アクセスモード/間接アクセスモード)
–    外部より入力された25MHzにより動作  (InternalPLLロジック,  period=40ns)
–    コアの動作周波数はInternal生成された150MHz (PLL_CLK, period=about 6.67ns)
–    ネットワークオペレーション周波数(NIC_CLK  :  25MHz(100BaseTX)又は2.5MHz(10BaseT))
–    3.3V動作電圧  (5V耐性)
–    1.8V  コア動作用の組み込みパワーレギュレータ内臓
–    0.18  µm  CMOS  テクノロジー
–    100LQFP  14X14  Lead-Free  パッケージ

じつは、AVR32にも内蔵のMACがあるのだが、
TCP/IPはおろか、Pingに反応するのさえコードを書かなきゃいけないという現実は、
過去に蟹印を使った際に途中放棄した一件を思い出すにあたり、できれば避けたい。

というか、それよりも、このハードウェアで実装されるというTCP/IPを使ってみたい。
技術的にどこまで楽できるか(笑

当時はまだ日本のページがなかったので
これも仲間を巻き込んで韓国便を用立て(笑

各人2つと予備1個で7つ発注。$6.25の部品7つに$30の送料で単価1100円程度?

これでサックリと外堀は埋まってしまうのであった・・・

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