VS10xx(1)
実は、先月いっぱいいっぱい、VS1053bという
MP3デコーダICをいじってたんですが。
このIC,巷の情報を総合すると、
「データを転送し続ければ勝手に判断して再生してくれる」といわれるくらい
使い方は単純・・・らしいです。
・・・・が。
ハマりまくったわけです。
今頃、こうして記事書いてるってことは。
回路図の時点で、いくつか躓いてたんですが・・・
1.VS10xxシリーズは種類がいっぱいある。
電源なんて3.3Vonlyの単電源だとおもいこんでたのですが
このVS1053bは1.8Vと3.3Vを要求してくる。
2.とりあえず、で選んだCPUがATmega128
ほんと、手近にあったのを選んだのよ。
ソフトの資産もあったし、使いこなれてるし。
そしたら、Romが128KByteあるんだけど、コンパイラがどうにも。
サンプルで鳴らすデータを抱えなきゃならないのに、
あるサイズを超えるとデータ配列をコンパイルできない。
3.デバイスの電源電圧がマチマチだった
CPUは5Vで20MHzでフル回転したかったのに
VS1053bは3.3Vが限界電圧。
というか、その辺の仕様を斜め読みしかしてなかったので
恐らくVS1053bをひとつ、壊した(T_T)
そんなこんなで、ソフトを書いてたんですが。
CPUはとりあえず3.3V対応版を以前買って余らせてたのでそれを使う。
内臓の発振器つかって8MHzで動かす。
再生データはPCにあった適当なWAVファイルを変換して使う。
オシロスコープの波形も問題ない。
なのに、おかしな音しかならない。
かと思えば、電源投入直後だけは再生に成功(それでも再生速度がおかしい)するが
リセットや再投入するとまたおかしな音になる。
どうにもこうにも、煮詰まったまま年越し。
いろいろとソースファイルを探して回ったが、どれも処理自体は同じ。
原因が分からない。
どうすっぺえか。
思い余ってグレードを下げてVS1011Eで再度、ユニバーサル基板を組むことに。。。