事前の情報もほとんど無く、
マスコミの扱い・露出もいつにもまして少ない気がしていましたが、
何の因果か、封切り日に観てきました。
17時からの回でしたが、一応最終的には一杯になったのかしら。
直前まで「残席50」以上あった気が。
まず。
この映画、子供には理解できないでしょう。
これはもう、価値観の問題で、
ノスタルジーを感じるか、懐かしさを感じるか、そういった部分に
強く訴えかける映画です。
時代設定が1963年。
戦後の混乱から立ち上がり、「大衆」を確立しさらにその先に「個」を確立しよう、という
流れの中での若者の恋愛と出生にまつわる問題を描く。
根底を流れる「上を向いて歩こう」というテーマは、まさにこの時代を表す。
おそらくは、この時代を「好き」か「嫌い」かで、評価の分かれる映画。
その時代のさらなる時代背景を知っていないと、理解できない。
私はなぜか、この時代に強い憧れを抱く。
この時代背景が結構好きで、
現実が躍動していた時代に憧れる。
その時代の後を生きる我々は、どこか諦めばかりが先導する時代を生きている。
この辺の感情は、監督 宮崎吾朗もパンフの中で書いている。
それに全く同意できる時点で、私はどこかおかしい(笑
と、書き出すと映画の話にならないのですが。
シーン割りについては、良くも悪くもジブリ映画。
脇にいるキャラクタの外観も、良くも悪くもジブリ・キャラ。
宮崎駿が手出し口出ししただけのことはある。
ジブリ・ネイティブではない監督が作ったにしては、上出来である。
今回はファンタジー抜きで、ガチガチのフィクション。
ジブリらしくないといえば、そうかもしれない。
ひさびさに。
2回目に行くべき映画だ。
本当の評価は2回目を観た時に決まるだろう。
組みあがったら、まずは現状復帰を目指す。
前段階があるのであれば、ハード的な差を適用し、ほぼ同一の動作まで持ち込む。
なにぶん、バラック状態で組んでいたため、構造的にきれいになっていないので
その辺をゲンナリしながら直していく。
その過程で、構造的な部分を検討していく。
割り込み内で間に合うなら問題ないが、時間をオーバーし割り込みをスポイルするようであれば
メインループのidle時間に処理をさせることも考えなければならない。
さしあたって、まずはダイナミック点灯の周期をソコソコのところに決めなければならない。
長くても短くてもダメ。
1秒間に書き換える回数と、その中でさらに細かく輝度・階調の変化を付ける粒度との兼ね合いになる。
そして、ドロップダウンアニメーションの処理も、まともなものに置き換えなければ。
時間効率というか、実行する命令数としてまずできるだけ小さくすることが求められる。
最終形態を時計とする上で、解決すべき問題は実は多い。
あとは時間精度をどう確保するかという課題もある。
この時点ではまだまだ、内蔵CRで1秒を作ればいいだろうと思ってたわけだが。
つづく
起きてしまったことにいつまでも囚われているわけにも行かない。
少なからず人命が失われ、今もなお家も仕事もなく毎日がままならない人々が大勢いるのだから。
こうして毎日を無事に過ごせることの意味を、今一度考えるべき時なのだ。
生きて、天寿を全うすることが、今生きている者たちの責任だ。
そんななかで、自ら命を絶つような人も居るが、それは話が別。
私は断固として、そういう者に同情する気はない。
生きることを放棄する人は許せない。
それは、これまで歴史の中で繰り返されてきた戦争や争いで命を落とした人たちを想えば当然である。
彼らの犠牲がなければ今の世の中はありえないのだから。
生きることを放棄するのは、彼らに対する裏切り行為だ。
これまで生きてきて、自分の周りにも何人か居たけど。
どんなに苦しかったとしても、許せない。
とにかく。
われわれはまだ生きているのだから。
この先の世界、世代へ命を繋ぐ責任がある。
落ち込んでなどいられないのだ。
3月10日、午後2時過ぎ。
長い揺れに続き、突き上げるような強い揺れ。
会社にいた私は、揺れが続いた時点で出入り口の扉を開いて抑えていた。
そして強い揺れ。目の前で棚の上からファイル類が落ち、
非常口の扉が閉まるのを開けるよう叫んだ。
一度、揺れが収まっても、その後震源地の近い地震が何度か発生。
そのたびに非常口から屋上へ出る。
Twitterやワンセグですぐに情報を入手するのは。。。ホンの数人。
この会社の問題点のひとつだが、このときはみな、気象庁や速報サイトを見ながら
仕事が手につかない。さらに言うなら、非常時のためのラジオのひとつも置いてない。
あまりにも揺れが続き、Twittert上で仙台駅ホームや舞浜駅前の写真が流れ始めたころ、
やっと私は、またしても大変なことが起きたんだと認識した。
食堂のテレビで震度7、震源は東北、と知る。
そして、津波。
陽の高いうちの地震の割に、情報が乏しい。
政府からは何も言ってこない。こんなときに政治家はなりを潜める。
NHKは即座に特番に切り替わる。
午後4時を過ぎたころだろうか、津波に飲み込まれる街の映像が流れ始めた。
これは、もう。
言葉がない。
鉄道各社は即座に運転見合わせ。
それでも19時過ぎごろにはいくらかは運転再開の情報。
その中で、JRが当日中の復旧を不可と発表。
その日は、会社に泊まる人が何人か居た。
泊まっても構わなかったが、赤羽くんだりの人間が泊まったんじゃ申し訳ないので
歩いて帰ることにした。
そして週末。
福島の原子力発電所が大変なことになっている。
コンビナートが延々燃えている。
石油が足りない。ガソリンも足りない。
発電量が下がると停電せざるを得ない。
次々入ってくるニュースは、どれも目を疑うものばかり。
そして範囲が広すぎて、情報網が機能していない。
政府の対応はこれまでになく未熟でお粗末な限り。
もう、何もする気が起きない。
何を、どう受け止めればいいのかもわからない。
回路的なことを少し書いておく。
この回路のキモは、HC238の数珠繋ぎにある。
8セグメントx3=24個のうちの任意の1個を選択する回路になる。
HC238は3bitで8つのうちひとつを選択する、それがLEDマトリクス1つ分。
さらに上位に2bit追加して3つのHC238を選択させる。
メモリーのデコード回路そのものなのだが・・・最近の人はそれすら知らないだろう。
このHC238/HC138は主たる3bit以外に有効/無効を指定するためのピンが3つある。
つまり、この3つのピンの条件が揃わなければ、3bitでの選択信号は出力されない。
この信号をうまく使えば、3つのHC238を制御することができる。
なんだかんだ言っても、この選択回路、今回のキモだ。
さらに言うなら、全出力を無効、という状態を用意することが必要。
この状態がないと・・・・いろいろと不都合が起きる。
データの書き換え時は全消灯を一度挟む。
電源投入時には勝手に点灯しては困る。
使う使わないではなく、安全策として必要不可欠。
案外、これを忘れる。
そんなところか。
要は単純なデコード回路だってこと。
ここ数年、自分が手を動かす、というのは、大概は基板CAD上で設計することを指すようになっていたのだが。
久々にガッツリと配線作業。
何年経っても、一度確立した手法はなかなか手を離れない。
道具としてのPCBEなど、もう使う気もなかったのですが、ユニバーサル基板を作るとなれば
使わざるを得ないわけで。
きっちり設計して少しでも資料を残す。
これって実は大事なことで。
一度、LEDマトリックスモジュールは頓挫した経験があったのだが
今回はその1/2の配線量だったのもあり、なんとか乗り切った。
LED-MATRIX1組分の動作確認を終え、これを3つ組み合わせる。
実は、LEDモジュールを買うときに、秋月電子の店頭でいつもとは違う基板を手に取った。
緑色の長細いユニバーサル基板。
これに、8x8ドットのLEDマトリックスモジュールを載せると、ぴったりの幅で、
ちょうど3つ載るぐらいの長さ。
これは何かと都合がいい。
DIPのCPUとHC238、トランジスタアレーを載せるとちょうどいっぱいいっぱい。
それを2段重ねにしてLEDマトリックス。
この構造は、なるべくしてなったと言える。
この時点では、正確な時刻を刻むすべについては、何も考えていなかった・・・
プロジェクトはここから始まるといった割にひどいタイトル(笑
それと同じ時期に。
LED-MATRIX 8x8のモジュールを3つ並べると、一番外周がちょうど60個になるって、気がついた。
これって、秒針と同じ数。つまり、60個+αのLEDがモジュールとなってそこにある。
LED-MATRIXの制御回路って、実は今回の時計と全く同じ。
1グループ8個のLEDが8組あるだけ。
まるで1グループ5個のLEDが12組あるのと同じ理屈。
回路定数を拾うにあたり、試作するのも悪くないかな、と思い、
まずはモジュール1つで試作。
回路構成はといえば、普通にシフトレジスタを並べるのではなく、
74HC238という3to8デコーダーを使う。
3bit出せばどれかひとつを選択してくれる。HC138の出力がHiになったタイプ。
アノード側は必ずひとつしか同時にONになってはいけないというのだから、この用途にぴったりではないか。
カソード側は普通にドランジスタアレーをONしてやるだけ。
回路のシンプルさを追求して部品を削るよりも、
回路的にできるだけ正しいものにしたい。
なので、多少ゴテゴテと部品が載るのも愛嬌。
同時に。
ソフトウェア的な面からも検討をしておきたい。
当然、ダイナミック点灯だし、1ドットづつの制御が出来るように仕組みが欲しい。
できれば階調表示も。
そんなことを考えながらATmega328でプログラムを書く。
5Vで動いてる分には問題ないが、3.3Vにすると、光り方が暗い。
どうも、カソード側のトランジスタアレー自身の電圧降下が原因らしい。
TD62083のVcesatというパラメータが1V近くになってるのが良くない。
以前作ったとき(注:5年以上前)の回路図を調べ、
現物からとりだしたのはTD62381。
こいつだとVcesatは0.4V前後で済む。
同様の理由でアノード側のトランジスタアレーについても再考がひつようなのだが
昨今のトランジスタアレー大量ディスコンイベントの煽りで、殆ど死滅。
そのなかの数少ない生き残りがTD62783。
これはもう、どうにもならない。
もうひとつ。
LED-MATRIXでやるなら、ということで考えていたこと。
数字が上から下へ降りていくアニメーション(ドロップダウン)を付けたかったので
それもプログラムに仕込む。
そこまでやれば、ほぼ技術的な部分は固まったといえる。
このプロダクトがいろいろ絡みすぎて説明しづらいのは、
メインの成果物以前に、いくつかの形が違う「何か」があるからで。
この時点で、同じ回路でありながら、2つの基板に関するアイディアがごっちゃになってるのだ。
そして、どちらも「派生」ではなく私にとってはメインストリームだということ。
はっきり言って、今回のプロダクト、いろいろと絡みすぎ。説明しづらいwww
2010年、夏。
SpecForMintiaをやってる最中。
せっかくAltiumの評価版が使えるんだから、やるだけやってみようと思い立つ。
とりあえず、思いつくまま、スタンダードな回路図を引くが、
後追いの都合もあり、先駆者とは違うものを選びたい。
秒針を2色LEDにする。
7SEG-LEDは面実装品。
完全な円形ではなく、四角に配置する。
どうせなら、青い7SEG-LEDと赤青の2色LEDで作る。
とりあえずは、この方針で設計を開始。
回路については他で書くが。
結局、この配置の基板は完成までは行ったのだが。
今ひとつ、見栄えがぱっとしないのと
2つもプロダクトを製造にかける余裕はない、
その他もろもろの雑念もあって
そのままお蔵入り。
そして、本当のプロジェクトは、この屍を超えるところから始まる。
(パチンっ)
話をしよう。
あれは今から36万・・・・いや。1年と3ヶ月前だったか・・・・
まあいい。
私にとってはつい昨日のことだが、君たちにとっては多分、明日の出来事だ。
・・・・・なんてことを考えて検索掛けると、仕事がまったく進みませぬ(を
というか、着地点がまったく思いつかないので、本題。
数年前のMTM04に行ったとき、Silriumという方のブースで
LEDを円形に配置し秒針とした時計を見ました。
LED表示の時計はいくらでもありましたが、60個のLEDを円形に並べて秒針にするというアイデアを
見たのは、私にとっての衝撃でした。
参考までに↓
帰ってきてから、いろいろ調べて、結構前からあるのだということを知りました。
LEDを円形に並べる、というのは。
機能のない基板CADでやるには、かなりシンドイはず。
ましてや、円形の配線パターンなど、サポートされるのか、という世界。
過去に仕事でやってるので、出来ることはわかってるんだけど。
EAGLEでよくやるなぁ、と。
でも、面白そう。円形に配線するのは、実は結構楽しい。
平行の線より、完成が美しい気がする。
いつかはやってみたい。
しかしな・・・2番煎じではな・・・
そう思い、しばらく忘れることに。