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2009 年 4 月 19 日 のアーカイブ

基板サイズ(3)

2009 年 4 月 19 日 Comments off

・・・・・・またしても。

基板サイズが秋月の定型以上になる、という話の前に。

CPUをはじめとする電子回路が普及し始めた頃から
現在に至るまで、いろいろなバス・インターフェース規格というものが
立ち上がりは消えていっています。
実際には消えてはいないんでしょうけど。
とくに産業用に使われていたものについては
簡単にはなくならないのです。

たとえば、CompactPCIという規格。
この規格における基板サイズは、Eurocard 規格の
3Uと6U というサイズで規定されています。
これは、バックプレーンにカードを挿す、というシステムにおいて
長らくEurocardサイズというものが使われてきたという背景に基づいています。

基板サイズが秋月の定型以上になる、という話に戻すと。

今回はEurocardでいうところの
3U(ハーフユーロサイズ160mm x 100mm)というサイズを
自分の中でひとつの標準にしよう、と思ったわけです。

実際のバス規格が採用するぐらいのサイズがあれば、たかだか個人が作る回路なんか
余裕で入るでしょうし、手ごろなサイズです。
それに、何か説明するときにも「ハーフユーロカードサイズ」といえば
通じるわけです。

もちろん、これ以上のサイズが必要になったら・・・・また考えますけど。

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基板サイズ(2)

2009 年 4 月 19 日 Comments off

・・・つづき。

私が趣味で基板を作るにあたり決めたのは
秋月電子で売ってるユニバーサル基板にあわせよう、ということ。

これまで、そのサイズの基板でいろいろ作ってきた資産ってのがあるわけで
もしその中から基板化しようというネタがあった場合、スタッキングできたほうが
都合がいい。というか、穴あけ加工で悩みたくない。

そんなこんなで
C基板サイズ     (72mm x 47mm)、
B基板サイズ? (95mm x 72mm)を基本としています。

だいたいこのくらいのサイズであれば
ほとんどのマイコンボードは構成可能でしょうし、部品も両面実装すれば
場所は稼げるわけで。

ただし、前提は4層基板。(これ重要!)

2層にすると、どうしても電源で悩むことになるし、線でつなぐというのが
どうしても弱く感じてしまう。
・・・・というより、設計が楽だから(笑)
ついでに言えば、ベタを貼りたくないので。

そんな感じで考えているのですが
おそらくこのサイズで収まらないものもあるでしょう。
・・・実際あるんですよ。すでに。

・・・・・・・・・・・・またしても。次。


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基板サイズ(1)

2009 年 4 月 19 日 Comments off

基板のサイズを決めるには、実際にはいろいろな要素が影響してくる。

コネクタの大きさやその間隔、もちろん部品の数や回路の複雑さ、
最終的には層構成における値段の変化・・・などなど。

でも、考えてみればわかるが、ユニバーサル基板には何種類かの定型寸法があり
その時々で合うサイズを選んでいるし、その基準はおそらく
部品が載るかどうか、だろう。

ユニバーサル基板が定型をもてるなら、基板を起こすときにも
ある程度の定型サイズというのが存在してもいいのではないだろうか。

趣味で使うとなれば、おそらく単体か、もう一段ユニバーサル基板なりで
マザーボードを作ることになるだろう。
であれば・・・
ぶっちゃけユニバーサル基板と同じ寸法でいいんじゃないか、と思えてきた。

ねじ穴をあわせておけば簡単にスタッキングできるし、
配置の検討を同じサイズのユニバーサル基板で
見積もることもできるだろう。試作するのにも都合がいい。

まあ、前の会社でやってた手法なんだけどね。
社内には定型のCPUボードとユニバーサル基板、共通のバス仕様を持ってた。
それが市販のユニバーサル基板と同寸法だったりするわけ。

効率化、とか汎用化、という点ではかなり進んでた気がする。

その当時、私もそれに倣い、ユニバーサル基板で工作するときは
サイズとインターフェースの共通化をしてたし、その思想は今でも続いている。

・・・長くなったので、次。

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ぷろだくと:H8/3029基板

2009 年 4 月 19 日 Comments off

基板設計を趣味で始めた一発目。

会社の道具(OrCADと基板CAD)を使って、最終的には
会社の名前入りで製造。

img_3934
この第一版にはリセットICの使い方を間違うという初歩的な
ミスがあった以外はおおむね動いている。

まあ、趣味の時間で引いた回路と基板なので
実際には何の目的もなく作ることが多い。
H8/3029については、ユニバーサル基板で何度か作っていたり
最初の仕事の際に採用した3.3V対応のH8.
とりあえず、秋月かなにかのH8/3048に対抗しうる基板ということで
タイミングを見計らって会社で作る基板に面付けして製造してもらった。

趣味だといろいろと甘くなることは、すでにこのときに経験したのだった。
まあ、動かないと困るわけじゃないしね・・・

そんな感じで。
最初は簡単な回路、作りなれた道具で始まったわけよ。

ちなみに、第2版はモード設定周りに細工をして
DIP-SWをいちいち変えることなくプログラムの書き込みができるように
回路を追加してある。

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